コレクションの整理①

 コレクションの整理を始めた。といってもコインではなくて、オークションカタログのことだ。WEBがなかった時には、オークションカタログは貴重な情報源であった。自分の関心のあるコインをチェックする際に必要なのだが、コレクションの対象外の知られざるコインとの出会いがあり、そこからコレクションが広がっていくということもあった。飽きることはない。

 コイン収集の魅力は、ポケットひとつに億単位の貴重なものを入れることができることだ。先日当ブログで紹介したアメリカ20ドル金貨1933年は、1枚のコインが759万ドルだった(2002年オークション記録)。Stanley Gibbons社コインインデックスでは2002年から2013年でコインは約4倍の値上がりをしているから今このコインをオークションにかけたら6~7倍で入札しないと落札できないだろう。つまり4500万~5300万ドル。「ポケットひとつに50億円」ということも可能なわけだ。

 そんな身軽さが信条なのに、コイン収集を始めると、オークションカタログが年々増え続け管理できなくなる。小生の手元に一体何冊のカタログがあるか調べきれてないが、下の写真はほんの一部で、全部で400~500冊になるだろうか。カタログのほとんどがオークションハウスから無料で送られてきたものだ。主なものでも海外ではスピンク、ボールドウィン、Heritage、Stacks、HESS DIVO、BOLAFFI、Numismatica Genevesis、St.James Auction,国内では銀座コイン、泰星コイン、オークションワールド、日本コインオークションetc。コイン収集というのは、1枚のコインを求めるために、多くのカタログを集める趣味といえるかもしれない。

 が、さすがに限界なので、この際オークションカタログを処分することにした、ヤフオクとかあるいは国内オークションの書籍部門とかに出品するとか、カタログを必要としている方へ譲ることができれば幸いである。




コイン収集歴30年 アンティークコイン図書館

外国コインを収集して30年のコレクターです。コイン収集の魅力に取り憑かれ、気がついたらオークションカタログや雑誌、参考文献、関連図書が山積みとなっておりました。いずれは棄てられてしまう可能性が高い書籍たちです。貴重な資料もあるので、その内容をWEBに残しつつ、コイン収集の魅力を紹介したいと思います。

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